どうも、こんにちは。あすかです。
先日、ISHIKAWA WordPress MeetUPからご依頼をいただき、ウェブアクセシビリティについてのオンラインセミナーを開催しました。
2024年4月から改正障害者差別解消法の合理的配慮の実施が始まったこともあり、発注者や、Web制作者の間でもアクセシビリティへの関心が高まっているようです。
セミナーの概要
セミナーは2024年11月30日で行われました。
テーマは「アクセシビリティを学ぼう:スクリーンリーダーでサイトを触ってみよう」。
参加者は主に石川県や北陸地方在住のフリーランスのWeb制作者や、Web制作企業の方々、バックエンドエンジニアの方々で、合計10数名の方にご参加いただきました。
興味深かったのは、参加者の多くが「アクセシビリティという言葉は聞いたことがあるものの、具体的な対応方法を知りたい」という状況だったこと。
特に、全員がスクリーンリーダーの使用経験がないということがわかり、実践的な内容の必要性を強く感じました。
セミナーの内容
主に以下のようなトピックについてお話しさせていただきました:
- アクセシビリティの基本概念
- 視覚障害のある方にとっての使いやすいサイト・使いにくいサイトの特徴
- WordPressでサイトを制作する際の注意点
- スクリーンリーダーの基本的な使い方(iPhoneとAndroid両方)
- 実際のウェブサイトでのスクリーンリーダー体験
特に重要なポイントとして強調したのが、「スクリーンリーダーで読めないサイトやアプリは『バグ』である」という考え方です。
アクセシビリティが単なる付加機能ではなく、Webサイトの品質における重要な要素だということを示しています。
参加者からの反響
セミナー後の質疑応答では、特にフォームの実践的な作り方について多くの質問が寄せられました。ContactForm7でのinputmode属性の指定方法や、モーダルウィンドウの適切な実装方法など、具体的な技術的質問も多く、参加者の皆さまの関心の高さを感じました。
また、実際に公開されているサイトで、「使いやすいサイト」や、「使いにくいサイト」といった具体的な事例も共有し、活発な意見交換ができました。
最後に
ウェブアクセシビリティは、誰もが情報やサービスにアクセスできる環境を作るための重要な概念です。
今回のセミナーを通じて、実際に多くの地域のWebサイトなどを作っている参加者の方々と、具体的な実装方法や注意点についてお話できたことをうれしく思います。
今後もウェブアクセシビリティの重要性について、実践的な視点から伝えていければと考えています。
より多くの方々がアクセシビリティを意識したWeb制作を行えるよう、微力ながらお力になりたいなと思います。
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