「すみません、トイレはどこですか?」
はじめまして、著者の飛鳥です。僕は、視覚障害者です。
この一言から、僕の壮大なクエストは始まります。普段、皆さんが何気なく使っている公共のトイレ。その扉の向こう側が、僕たちにとっては、時に笑えて、時に切実な罠に満ちたダンジョンになっていることを、ご存知でしたか?
これは、決して「かわいそう」な話ではありません。むしろ、コントのような日常に「そんなのアリ!?」と笑っていただき、その笑いの先に、僕たちが本当に伝えたい「共感」への扉があればと願っています。
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この本の読みどころ
思わず笑ってしまう「あるある」奮闘記
広すぎるバリアフリートイレ、ハイテクが生んだ「ボタン・ロシアンルーレット」など、次々と襲いかかる試練に、あなたもきっと笑ってしまうはずです。
当事者だからこそ書ける「切実な本音」
笑いの裏側には、見えない汚れとの闘いや生理を巡る困難など、社会がまだ気づいていない大切な問題提起も行っています。
明日から世界が違って見える「新しい視点」
この本を読み終えた時、いつものトイレが少し違う風景に見えるはず。「デザイン」の面白さと奥深さに、きっと気づくでしょう。
前作を読んだあなたへ

前作が「技術の教科書」だとしたら、本作は「リアルな心の声」です。2冊合わせて読んでいただくことで、サポートの本質がより立体的に見えてくるはずです。