胃カメラ・大腸カメラの検査と検査食。視覚障害者として感じたこと

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こんにちは。飛鳥です。
2023年7月24日に胃カメラ・大腸カメラの内視鏡検査をしてきました。

胃カメラ検査をしたのは初めての経験で、
大腸カメラ検査をしたのは、中学の時依頼でしたので、ドキドキでした。
今回は、内視鏡検査の前日の食事や、体験、視覚障害者として感じたことなどを書きます。

なぜ胃カメラや大腸カメラの内視鏡検査を受けることになったのか

我が家の家系的なものなのか?
祖母も、父もお腹が弱く、
便の回数が多かったり、便がゆるめだったりすることが多く、
こんにゃくや、根菜とか、きのこ類、
繊維質の多い食べ物、
乳酸菌とか、発酵食物などなど、を食べると、
お腹が詰まった感じがしたり、
お腹がぷくーって膨らんで、カエルのようなお腹になっちゃうことが若い時からあったのですが、
それが、年々強くなってきて、最近では、食べれるものが少なくなってきた感じもして、
食事後に吐き気を感じたりすることもありました。
今まで胃内視鏡は受けたことがなく、大腸内視鏡も、中学生の頃に受けただけだったので、医師に相談したところ、受けてみたほううが良さそうだったので、受けることにしました。

検査をしてもら医療機関を選んだ方法

自分は病院に働いていて、
自分の病院の先生が内視鏡の専門医で結構丁寧なのは知っていたので、
先生にお願いしても良いかな?とも思っていたのですが、
胃カメラだけならさほど抵抗はなかったのですが、
今回は、大腸カメラも同時にしようと思っていたので、
そうなると結構恥ずかしいなと思い、他の医療機関を選択することにしました。
(胃カメラの場合は、鼻や、口からカメラを入れますが、
大腸カメラはおしりからカメラをいれます。)

金沢市近郊の内視鏡検査をしている医療機関の口コミを調べると
色々な医療機関が出てきます。
その中でも、レビュー数が多く、評判の良いところにしました。

公式サイトを見ても、実施検査数がすごく多かったので、
1日にこなしている検査数も多いようで、
検査の予約もすぐにネットから開いている日を探し取れました。

その医療機関によりますが、今回のクリニックは
検査日2週間前までに事前診察を一度受けなくてはなりません。

事前診察と前処置について

事前診察のまえに、サイトから事前問診を送信するシステムになっていたので、
診察時に色々説明しなくても、問診に書いていたので話はスムーズでした。

自分は、院内で前処置(大腸カメラのを受けるための下剤を飲むこと)をするつもりだったのですが、
ナースから、このクリニックでは、視覚障害者の方の前処置はナースは対応できないので、
お家の方か、ヘルパー参加をお願いできないか?とのことでした。

そもそも、ガイドヘルパーさんは病院内の対応はできないですし、
妻も、仕事の兼ね合いなどあり、対応するのが難しいので、
視覚障害者と言っても、ほとんど自分でできると思うので、
便の性状など最終的な確認だけでもしてもらうことはできないかと聞いたのだけど、
クリニックでは対応できないということでした。

病院内での対応は難しそうだったので、
家で前処置を行うことにしました。
(結局妻には予定を開けてもらうことになりました)

検査前日の大腸内視鏡検査食ダルムスペースファイン

大腸内視鏡検査の場合は、腸管を空っぽにして検査をするので、
当日は、下剤を飲みますが、
前日は、食物繊維など、消化に時間のかかるものではないものを食べる必要があります。
大腸内視鏡検査食ダルムスペース ファインというのがあるので、それを食べてみることにしました。
病院やクリニックによっては他のものもあるかもしれませんが、
今回はクリアスルーとダルムスペースの2択でした。

メニューはこんな感じです。
(朝食)親子丼風おじや
だしの旨味をきかせ、
やわらかく煮た鶏肉をふんわり卵でとじました。

(昼食)ミネストローネ&クラッカー
「食べるスープ」(トマトベース)はそのまま又は冷たくしても
おいしいので、外出先にレンジがなくても困りません。

(夕食)大根のそぼろ煮カレー味&ご飯
「ふっくらご飯」にごろごろ具沢山な和カレーを組み合わせました。
カレーの香が程よく刺激し、大きめ具材で満足感たっぷりです。

病院の検査食ってイメージからすると、薄味でまずいっていうイメージがありませんか?
ダルムスペースを食べてみて思ったのは、
殆どのものがやわらかく、シャバシャバですが、
味付けはしっかりついていて美味しかったです。

これが、味がまずかったら、検査前にへこたれてしまいますよね。

前日は、この検査食を19時くらいまでに食べて、
就寝前に下剤2錠を飲みました。

胃・大腸内視鏡検査当日

検査前の前処置(下剤)

検査当日は、13時30分に検査を始める逆算で
朝9時位から
胃の泡をつぶす錠剤を2錠のみ、
下剤を飲み始めます。

今回は家での前処置ということで、
自分で、下剤を作る必要がありました。

モビプレップという経口腸管洗浄液(難しい言い方ですが下剤)を自分で作ります。
粉の入ったキャップが付いた袋に
ある程度、水を入れて、粉と水を溶かすためにシェイク
更に水を入れて更にシェイク。

大量の下剤の出来上がりという感じです。


初めてやる場合にはこんなのでいいのかな?と思うかもしれませんが、
基本的には目が見えていれば、★印など書いてあるところまで水を入れるとか指示があるので、大丈夫です。

目が見えないと、作るのも補助がないとできませんので、ここも助けてくれる人が必要です。

作った大量の下剤を15分かけて180mlずつ飲んでいきます。
人にもよるのでしょうが自分は3杯目から、便が出始めました。

数回繰り返すと、便も形がなくなり、
色も、濃い色から次第に薄い色に変わってきます。
そして、モロモロっとした繊維も浮いている状態から、出ない状態になります。

10回程度でその状態になる人もいるようですが、
自分はきれいになったかの判断が着きづらかったので18回トイレに通いました。
最後の状況をスマホの写真に撮影し、クリニックへ向かいます。

家から、クリニックまで来るまで30分近くかかるので、
トイレがしたくなったら心配なので、
紙パンツを用意しました。

検査

クリニックに着き、受付を済ますと、
カーテンで仕切られたストレッチャーがあるところに案内され、
ズボンも、下着も脱ぎ、後ろに穴が空いた検査用のハーフパンツを履きます。

鎮静剤用の注射を入れるためのルートを作り、
液体の薬を少量のみ、喉を麻痺させるための氷の舐めました
(味は、コーヒー味とぶどうジュース味野2種類から選べる)

そして、ストレッチャーでベッドごと検査室へ運ばれて、
鎮静剤の注射を打たれて数秒で寝てしまいました。

起きたのは、
検査が終わって検査室を出るときでした。

ということで、検査中は苦痛は全然ありませんでした。

検査結果

検査結果は、

  • 胃にポリープ
  • 大腸にポリープ
  • 喉にカビ
    でした。

胃のポリープは取らなくても良いようで、
大腸のポリープは取って生検へ出しました。

ピロリ菌は検査はしなかったが、胃角に鳥の足跡のようなものがある場合、ピロリ菌がいないとのことで、大丈夫でした。

喉のところにあるカビについては、抵抗力が下がった時にできるらしく、
ゆっくり休んでください。で薬などは出ませんでした。

2週間後に、診察へ行き、
生検の結果悪性のものではない、
取ったポリープの大きさは3mmと小さいも
を確認し、検査レポート(写真)をもらい、2年後にまた検査してくださいとのことでした。

検査全体で感じたことと、視覚障害者として感じたこと

今回内視鏡検査はほぼ初めての状況で、ドキドキでしたが、
「案ずるより産むが易し」という感じでした。

検査前の2リットルの下剤と、それプラス水分を飲みながらの
トイレに通うのはお尻の穴も痛くけっこう大変でしたが、

検査そのものは、ドキドキはとってもありましたが、
肉体的な苦痛はありませんでした。

頻繁に受けたいものではありませんが、
胃や腸の健康をチェックできるのであれば、
少しでも消化器関連の症状がある人は受けたら良いのではないかと思いました。

視覚障害者として

視覚障害者は、移動も大変ですし、
検査の前処置の下剤を作る、
コップに下剤を入れて飲む、
トイレに通って、トイレの言った回数や便の性状を記入する
など、色々資格を使うことが多いので、
検査のために医療機関を探す際は、
事前に前処置を院内でできるか?
視覚障害者にも対応してもらえるかの確認をする必要があると思いました。

自分の務めている病院は、自分自身視覚障害者ということもありますが、
全盲の方でも内視鏡をしていることを知っていたので、
どこの医療機関でも対応してもらえるものと思い込んでいました。

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